池田優
水彩作家・イラストレーター。本展覧会の運営にも携わる。
「自分の考え方が変われば、今いる場所が理想世界になり、自分も作品も光を放つ」をテーマに制作。光と豊かな色彩で彩るファンタジックな世界観の中に、「本当の幸せとは何か」を教えてくれた言葉やメッセージを込めて作品作りに勤しむ。
展示会やアートイベントへの出展の他、イベントビジュアルや挿絵、グッズデザイン等、様々な媒体で商業制作にも携わる。
今回の展示作品について
今回の展示は「自分の固定概念を抜け出したい」という思いで制作しました。
水彩絵具の「滲み技法」で、先に水彩の下地を作ってから、ラフを描いていきました。滲みは、自分の予想できない場所に絵の具が広がる偶然の面白みを楽しむ技法です。
これは、「今までの自分の経験や、育ってきた環境、また周りを気にしてしまって、固くなり縮こまってしまっている自分を抜け出し、新しい自分になろうとすること」と繋がっているなと感じました。
展示参加について
展覧会に参加してくださった皆様に心から感謝いたします!
未曾有のコロナ禍により、固執した風習や考えから抜け出さなければと痛感する日々が続いています。
新しい環境や新しい技術、文化を受け入れる心を持つこと。
「古い自分を抜け出したい!」と叫ぶ心の声を無視せず、すぐにできなかったとしても、世界は人でできているから、一人一人が挑戦し続けること。
本当に今、これが大事だと感じています。
この展示が、皆さんと私にとって、硬く縮こまった蛹から優雅に自由に舞う蝶のように変わるきっかけになったらと願っています。
時代に沿って、オンラインで「繋がる」ことも楽しみながら、準備から展示までできたことにも感謝します。
WORKS
太陽と私とクローバー
泣きながら探し続けて、諦めた頃にやっと見つけた四葉のクローバー。
雲から顔を出した太陽が、「これくらい、あなたも私にとって、やっと出会えた貴重な存在なんだよ」と、心に語りかけてくれた気がした。
抜け出す夜
暗い夜が寂しいと思った時が、抜け出す時。きっと月が迎えに来るよ。
心の電球1
私の心は、気分次第で、明るくなったり暗くなったり、まるで切れかかった電球のよう。
でも、太陽のような心を持ったあなたと並ぶと、希望を感じられる。
制作過程
作品No.1〜3の滲みの下地です。
この模様の上に塗り重ねて、絵ができあがりました
経歴
2020
「あたらしく、(展)」バロンデッセ ラテ・アート
2019
二人展「透色のトワイライト」文房堂Gallery Cafe
W&N PWC JEWELシリーズ リーフレット用作品制作
伊東屋銀座本店、二子玉川店、青葉台店にて原画展示
「よみきかせえほん プリンセスのおはなし(成美堂出版社)」挿絵
「桜Exhibition」竹尾賞
2018
「子どものやる気を引き出し、頭のいい子が育つ生きる力を楽しく育てる小さなお話365(ナツメ社)」挿絵
2017
「日本郵便が贈る 乙女の手紙パーティー inKITTE名古屋(日本郵便(株))」メインビジュアル・ロゴ
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